Column ー 岡田コラム

2005.06.14

How about tea?
いよいよ2作目の急須に挑戦した。
赤い土を選ぶ。
どんな形にしようかと迷いながら土を練る。
土の中の空気を追い出すために、手のひらでパンパンと叩く。
固まりがでっかいサイコロになってきた。
突然、急いで通り過ぎる人と接触した。
固まりが床に落ちた。
拾い上げた。
その偶然の形に目を瞠った。
これでいい。
急須の形が決まった。
あとは、手が勝手に動いて、ご覧の急須が焼き上がってきた。

お茶の葉は、急須にそうっと入れてあげる。
お湯は、三角形の急須の蓋を開けて勢いよく注ぐ。
そして、お茶を静かに湯飲みに注ぐ。
一口いただく。
お茶の香りと味が、のどを伝わって、胸に広がっていく。

………これがお茶なんだ。

copy&photo/Kunitaka Okada design/Junichi Kitagawa