Column ー 岡田コラム

2006.04.28

拙者、茶漉し付湯呑みと申す。
便利さを追求すると、けっこう味気ない気分になったりする。
ところが、拙者は違う。
そんじょそこらの仕掛けとは訳が違う。
あわただしい朝の時間帯にネクタイを結びながら茶を飲むとき、
野球とかサッカー中継でテレビから目が離せないときに茶を飲むとき、
そわそわした気分でお気に入りの本のページをめくりながら茶を飲むとき、
ちょっと拙者に手を伸ばすだけで、OKなのじゃ。
なにしろ拙者、急須要らず。なんと湯飲みの中に急須が入っている。

茶漉し付湯呑みの内部
拙者のおすすめは台湾の烏龍茶。
茶葉が緑茶やほうじ茶より大きめなので、茶漉しを通り抜けない。
お茶と同時に茶葉が口に入ってくる心配がないから嬉しい。
湯呑のおよそ3対7の比率で仕切られている3の方に茶葉を入れる。
テーブルに置いてあるポットからお湯を注ぐだけで、即、茶が飲めるのだ。

もし貴殿が拙者と出会えれば、
この世のものとも思えぬほどの晴れ晴れ気分で、四六時中、茶をたしなめるであろう。

I will see you someday.

copy&photo/Kunitaka Okada design/Junichi Kitagawa